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IBAN:国際銀行口座番号の構造

日本の銀行口座はIBANという形式をそもそも使わない。銀行コード・支店コード・口座種別・口座番号という別々の要素で識別されており、IBANが必要になるのはIBANを採用している国との間で送金するときだけである。

IBANはどんな要素から構成されているか

最初の2文字はISO 3166-1に基づく国コード(ドイツならDE)で、続けて2桁のチェックディジットがあり、残りはBBAN(Basic Bank Account Number)と呼ばれる、銀行コードと口座番号を含む各国独自の形式の部分になる。

チェックディジットの役割

国コードの直後にある2桁は、MOD-97アルゴリズムで計算されたチェックサムである。番号全体の最初の4文字を末尾に移動させたうえで1つの大きな整数として扱い、それを97で割った余りがちょうど1になれば有効なIBANだと分かる。これにより、銀行に問い合わせなくてもその場で入力ミスを検出できる。

日本の口座情報とIBANの違い

IBAN規格(ISO 13616)はヨーロッパのほぼ全域と中東の一部の国で採用されているが、日本はこれを導入していない。日本国内の振込では銀行コード・支店コード・口座番号の組み合わせで十分に口座を特定できるため、IBANという概念自体が使われないのが実情だ。ただし、ヨーロッパの取引先やIBAN採用国に海外送金する場合には、相手の口座番号がこの形式で必要になる。

何に使えるか

  • 海外送金を行う前に、IBANが正しく入力されているか確認する。
  • 番号の最初の2文字から、口座がどの国のものかを判別する。
  • 長い口座番号の中の入力ミスを、銀行に問い合わせずに素早く見つける。

BIC/SWIFTコードとIBANの関係

BIC(Bank Identifier Code、SWIFTコードとも呼ばれる)は、国際送金の際にIBANと併せて求められることがある独立した銀行識別コードで、2つの規格そのものには依存関係はない。IBANはその構造(BBAN)の中にすでに銀行コードを含んでいるため、SEPA域内の送金においてはBICは技術的には不要とも言えるが、多くの決済システムは送金経路を追加で確認するために、今もBICを別途要求している。

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